LINEスマート投資(ワンコイン投資)って元本割れすることってあるの?
どんな場合にマイナスになっちゃうの?
そんな疑問や不安をかかえてはいないでしょうか。
たしかにLINEスマート投資(ワンコイン投資)は元本保証されていませんので、マイナスリスクは常につきまといます。
しかし、元本割れとマイナスのリスクをできるだけ避けられるポイントや注意点はあります。
この記事では、LINEスマート投資(ワンコイン投資)の元本割れとマイナスのリスクについて、分かりやすく解説していきます。
LINEスマート投資(ワンコイン投資)の元本割れとマイナスのリスクを分かりやすく解説
LINEスマート投資(ワンコイン投資)の元本割れとマイナスのリスク:円高時に出金
LINEスマート投資(ワンコイン投資)で元本割れとマイナスのリスクを引き起こす一番の原因は「円高の時に出金」してしまうことです。
では、なぜ円高で出金するとLINEスマート投資(ワンコイン投資)での元本割れとマイナスのリスクを引き起こすのか、詳しくみていきましょう。
LINEスマート投資(ワンコイン投資)の投資先は、アメリカのニューヨーク証券取引所またはナスダックに上場しているETF(上場投資信託)です。
そのため、LINEスマート投資(ワンコイン投資)は為替レートの変動により大きな影響を受けるのです。
まず、LINEスマート投資(ワンコイン投資)から出金するときに「円高」になっていると、かなりの確率で元本割れとマイナスのリスクが高まります。
例えば、購入時の為替レートが1ドル107円、出金のタイミングの為替レートが1ドル103円で考えてみましょう。
LINEスマート投資(ワンコイン投資)で運用してドル建てで3%の利回りを達成し、1万ドルから1万300ドルに増えたとします。
実際には毎週の積立投資ですが、わかりやすくするために一括購入で計算しました。
この場合、1ドル107円の為替レートで元本1万ドル分のETFを購入しますので、日本円では107万円の出費です。
そして運用して3%の利回りがでたので、出金するタイミングで1ドル103円の円高になりましたが、気にせずそのまま出金した場合はどうなるのでしょうか。
1万300ドルを交換すると、日本円では106万900円にしかなりませんでした。
この時点でLINEスマート投資(ワンコイン投資)では元本割れを起こし、マイナスになってしまいます。
さらにここから、20%の源泉徴収と預かり資産に対する1%の運営手数料をひかれると、さらにマイナスが大きくなるのです。
LINEスマート投資(ワンコイン投資)で元本割れとマイナスのリスクをさけるために「円高の時には出金しない」と覚えておきましょう。
LINEスマート投資(ワンコイン投資)の元本割れとマイナスのリスク:相場の下落
LINEスマート投資(ワンコイン投資)の元本割れとマイナスのリスクの2番目の原因は「相場の下落」です。
LINEスマート投資(ワンコイン投資)が投資しているETFはれっきとした「投資商品」なので、元本保証はもとからありません。
つまり、相場の変動で大きく値上がることもあれば、元本割れしてしまうマイナスのリスクがあるものなのです。
なお、LINEスマート投資(ワンコイン投資)のポートフォリオは、かなり手堅い商品構成になっています。
・債券:50%〜60%、株式:30%〜40%、不動産:5%、コモディティ:5%
値動きが比較的少ないけれども上昇しつつある債券が過半数を占めていますので、あとはLINEスマート投資(ワンコイン投資)から出金するときの相場に注意しましょう。
相場の下落は、2〜3年単位で低迷したままの場合や、数ヶ月で回復する場合、数日で回復する場合があります。
中長期的に相場が下落しているときは仕方がないかもしれません。
ですが、わざわざ数日で回復するようなタイミングで出金して、LINEスマート投資(ワンコイン投資)で元本割れとマイナスのリスクをとらなくてもいいですよね。
LINEスマート投資(ワンコイン投資)はアメリカのETFですので、アメリカで政治や経済に関する大きなニュースや発表があるときは必ず避けてください。
この点を覚えておけば、LINEスマート投資(ワンコイン投資)での元本割れとマイナスのリスクをかなり避けられるはずです。
LINEスマート投資(ワンコイン投資)の元本割れとマイナスのリスク:手数料の高さとポートフォリオ
LINEスマート投資(ワンコイン投資)の元本割れとマイナスのリスクの3つ目の原因は「手数料の高さ」です。
さらにいうと、ローリスク・ローリターンな堅実なポートフォリオと手数料の高さのバランスによって、元本割れとマイナスのリスクを引き起こしがちだからです。
LINEスマート投資(ワンコイン投資)の運用手数料は、運用資産3000万円以下は「1%」、3000万円以上は「0.5%」です。
とくに長期割のような手数料が割引になる制度はありませんでした。
そして、LINEスマート投資(ワンコイン投資)のポートフォリオは1種類のみで、リスク許容度を高めることはできません。
債券の比率が5割を占めていて、株式の割合は3〜4割程度です。
LINEスマート投資(ワンコイン投資)には想定利回りについて詳しい説明がのっていませんでしたので、他のロボアド投資会社のデータをもとに利回りをだしてみました。
LINEスマート投資(ワンコイン投資)のポートフォリオであれば、利回り3%程度だと思われます。
想定利回りが3%なのに、そこから運用手数料が1%引かれ、さらに利益から源泉徴収20%されてしまいます。
手元に残るお金は1%台の運用利益でしょう。
ローリスク・ローリターンのため、為替レートで2円ほど円高になると、たちまち元本割れとマイナスのリスクが発生します。
他のロボアド投資では株式の割合を8割近くにまで高めているハイリスクハイリターン型のポートフォリオのため、利益が高くなる可能性があります。
LINEスマート投資(ワンコイン投資)のポートフォリオは堅実でよい内容だと思いますが、手数料の高さなどを合わせて考えると、元本割れとマイナスのリスクを引き起こしやすいでしょう。
LINEスマート投資(ワンコイン投資)の元本割れとマイナスのリスクを分かりやすく解説まとめ
LINEスマート投資(ワンコイン投資)の元本割れとマイナスのリスクについて、詳しく解説しました。
元本割れとマイナスのリスクを避けるには、円高のときには出金しないことやアメリカで大きなニュースがあるときには出金しないことが大切です。
せっかくの運用益が目減りしないように、出金のタイミングには細心の注意を払うようにしてください。