LINE証券(ライン証券)のスプレッドを一覧にして比較し、スプレッドが狭いのか広いのかを確認したい。
あなたは今、このようにお考えではないでしょうか。
LINE証券(ライン証券)は「いちかぶ」や「株のタイムセール」で評判が高く、スマホひとつで株式取引を始められるサービスです。
他社のように100株単位ではなく1株から株式取引ができることに伴い、売買手数料のしくみも変化するためご注意ください。
スプレッドとは、LINE証券(ライン証券)の取引コストをさしており、スプレッドをもとに上乗せされていくしくみです。
ここではLINE証券(ライン証券)のスプレッドはどのくらいで、他社との比較一覧を解説していきましょう。
LINE証券(ライン証券) のスプレッドの比較と一覧を分かりやすく解説
LINE証券(ライン証券) のスプレッド比較一覧
LINE証券(ライン証券) では、以下ふたつの取引方法があり、それぞれスプレッドが異なります。
- 100株単位で取引する「取引所取引」
- 1株単位で取引ができる「相対取引」
まずLINE証券(ライン証券) の「取引所取引」におけるスプレッド比較一覧をみていきましょう。
まず、買い付け時はスプレッド・手数料は無料です。
一方、売却時は約定代金に応じた手数料が、以下の一覧の通りかかります。
- 約定代金が5万円までは99円
- 10万円まで176円
- 20万円まで198円
- 50万円まで484円
- 100万円まで869円
一方、LINE証券(ライン証券) の単元未満株でできる「相対取引」では、買付手数料や売却手数料がかかりません。
そのかわりにLINE証券(ライン証券) では、スプレッドのみ取引コストとして上乗せされるしくみになっています。
つまり、スプレッドは実質的な手数料ですので、LINE証券(ライン証券) で1株単位の取引をするならば、しっかりと理解しておく必要があるでしょう。
LINE証券(ライン証券) の相対取引(単元未満株)は、銘柄に応じてグループ分けされているため、各グループにおけるスプレッド比較一覧を確認していきましょう。
- グループA:日中取引は0.2% 夜間取引と昼休憩は1.0%
- グループB:0.3%
- グループC:0.4%
スプレッド比較の一覧から、LINE証券(ライン証券)のスプレッドが狭いのはグループAであることが明確です。
以下は、LINE証券(ライン証券)のスプレッド比較の一覧における詳細になります。
グループA(日本の有名企業約300銘柄と上場投資信託15銘柄)
日中取引(9:00~11:20、12:30~14:50)では、1注文ごとのスプレッドは「0.2%」です。
そして、17:00~21:00の夜間取引と11:30〜12:20の昼休憩では、1注文ごとのスプレッドは「1.0%」です。
夜間取引は日中と比べて5倍のスプレッドですので、できるだけ日中取引をメインで行うほうがよいでしょう。
グループB
日中取引(9:00~11:20、12:30~14:50)のみ、1注文ごとのスプレッドは「0.3%」です。
グループC
日中取引(9:00~11:20、12:30~14:50)のみ、1注文ごとのスプレッドは「0.4%」です。
買いたい銘柄が属しているグループに応じてスプレッドが変わりますので、事前にLINE証券(ライン証券) の公式サイトでスプレッドの比較一覧を確認してください。
LINE証券(ライン証券) のスプレッドを他社と比較した一覧・単元未満株
LINE証券(ライン証券) の1株単位で買える「単元未満株」、すなわち「いちかぶ」におけるスプレッドと、主要証券会社を一覧にし、比較してみました。
「SBIネオモバイル証券」単元未満株のスプレッドとの比較一覧
SBIネオモバイル証券は、月額定額制をとっています。
月額利用料220円(税込)がかかりますが、株取引で使えるTポイント200ポイント分がもらえますので、実質月額20円しかかかりません。
しかも1ヶ月の約定代金の合計が50万円以下であれば、何度売買をしても手数料は無料です。
- グループA・日中取引・月間合計10万円までの売買:LINE証券(ライン証券) のスプレッドが安い
- グループA・夜間取引・月間合計2万円までの売買:LINE証券(ライン証券) のスプレッドが安い
- グループB・月間合計7万円までの売買:LINE証券(ライン証券) のスプレッドが安い
- グループC・月間合計5.5万円までの売買:LINE証券(ライン証券) のスプレッドが安い
「One Tap BUY」単元未満株のスプレッドとの比較一覧
PayPayボーナスで株式を買える「One Tap BUY」は、1株単位・1000円以上から取引できます。
- 日中取引0.5%:LINE証券(ライン証券) がスプレッド安い
- 夜間取引1.0%:両社スプレッド同じ
「CONEECT」単元未満株のスプレッドとの比較一覧
大和証券グループ「CONEECT」は毎月10回まで取引手数料・スプレッドの代わりに無料クーポンが配布されます。
- 月10回までの取引:CONEECTはスプレッド無料
- クーポン消費後:50万円までの取引は165円なので、グループA日中取引8.2万円までであれば、LINE証券(ライン証券) のスプレッドが安い
- 夜間取引やグループB・C、約定代金が8万円程度以上であれば、CONEECTのスプレッドが安い
他の単元未満株を扱う会社のスプレッドと比較した一覧
- SBI証券(S株) 0.5%
- auカブコム証券(プチ株) 0.5%
- SMBC日興証券 購入時は無料、売却時は0.5%
- 松井証券 0.6%
一見LINE証券(ライン証券)のスプレッドは、定額制サービスと比べると広く感じますが、他の単元未満株を取り扱う証券会社と比較すると、日中取引のスプレッドは他社の半額以下です。
LINE証券(ライン証券) のスプレッドを他社と比較した一覧・単元株
ひきつづき、LINE証券(ライン証券) で単元株を売買したときのスプレッド一覧で比較してみましょう。 LINE証券(ライン証券) では、買付スプレッドは無料です。
一方、売却時のスプレッドは、約定代金が5万円までは99円、10万円までは176円、20万円までは198円、50万円までは484円、100万円までは869円と段階に応じて広くなっていきます。
「楽天証券」「SBI証券」「松井証券」のスプレッドとの比較一覧
楽天証券・SBI証券・松井証券では一日の約定代金が50万円までであれば、スプレッドは無料です。
50万円から100万円の約定代金に対するスプレッドの比較一覧は下記のとおりです。
- 楽天証券 943円
- SBI証券 838円
- 松井証券 1100円
1日の約定代金が50万円を超えると、LINE証券(ライン証券) のスプレッドは安くなります。
LINE証券(ライン証券) のスプレッドの比較と一覧を分かりやすく解説まとめ
LINE証券(ライン証券) のスプレッドを取引単位・取引時間・グループ・にわけて、他社との違いを一覧にして比較してみました。
一見、LINE証券(ライン証券) のスプレッドは安い水準といえますが、他社のような取引回数無制限の定額サービスはありません。
少額投資や取引回数が少ないユーザーにとって、LINE証券(ライン証券) はスプレッドが低いため、メリットがあるといえます。
一方、デイトレードなどで頻繁に取引を繰り返すユーザーの場合は、LINE証券(ライン証券) のスプレッドが負担になってくるでしょう。
このようなことからLINE証券(ライン証券) は、小さな金額で取引したい方や、取引回数も少なめの投資初心者におすすめのサービスといえます。