楽ラップの診断は投資と関係ない質問が多いので、「本当におすすめされた運用コースでいいの?」と不安に思う人がいるかもしれませんね。
また、楽ラップで一番運用成績がいいコースを知りたい、下落ショック軽減機能(TVT機能)をつけるべきなのか知りたいという人は多いでしょう。
この記事では、楽ラップの運用コースの詳細な内容とおすすめを分かりやすく解説します。
楽ラップの運用コースとおすすめを分かりやすく解説
楽ラップのおすすめ運用コースの種類
楽ラップのおすすめ運用コースは、下記のとおり9種類です。
1.保守型:株式2~3割、債券6~7割
2.やや保守型 ※下落ショック軽減機能(TVT機能)あり
3.やや保守型:株式3~4割、債券5〜6割
4.やや積極型※TVT機能あり
5.やや積極型:株式5割、債券4割
6.積極型※TVT機能あり
7.積極型:株式6〜7割、債券2〜3割
8.かなり積極型※TVT機能あり
9.かなり積極型:株式8割、債券1割
どの運用コースも全額を投資に回すのではなく、1割程度の現金やリートをポートフォリオに組み込んでいます。
1.保守型が楽ラップの運用コースの中で最も「ローリスク・ローリターン型」、9.かなり積極型が最も「ハイリスク・ハイリターン型」の運用コースです。
楽ラップの運用コースのおすすめ
楽ラップで運用成績をあげるためにおすすめな考え方は次のとおりです。
・長期分散投資
・コツコツ積み立てる(ドルコスト平均法)
・目先の相場で狼狽売りしない
楽ラップでは次のような投資ファンドに分散投資しています。
・株式:国内 1種類、外国 5種類
・債券:国内 1種類、外国 7種類
・REIT(リート):国内、海外各1種類
・その他、現金
上記を見ればわかるように、楽ラップにお任せしているだけでおすすめの分散投資ができています。
そして毎月積み立てていけば、ドルコスト平均法で買付金額を低く抑えることができます。
あとは、暴落などに見舞われた時に狼狽売りしなければ、楽ラップである程度の運用成績は見込めるでしょう。
つまり、投資でどれくらいのリスクをとっても平気でいられるのか?長期投資できるのか?が重要なのです。
まず、楽ラップの運用コース「かなり積極型」は株式の割合が8割なので、他のロボアド投資と比較してもかなりの「ハイリスク・ハイリターン型」です。
楽ラップのとある期間の騰落率をみてみると「6ヶ月14%、1年2〜6%、1年9〜14%」でした。
外国株式に連動しているため、保有資産額の値動きは激しいでしょう。
楽ラップの評価額が一時的にマイナスになっていても大丈夫、積極的にリターンを狙いたい人におすすめの運用コースです。
では次に、株式と債券の割合が半々である「やや保守型〜やや積極型」の楽ラップの運用コースをみてみましょう。
一般的には、20代は株式の割合と高く、40代以降は徐々に債券の割合を増やすポートフォリオを推奨されています。
ですので、この楽ラップの運用コースがおすすめなのは、「40代以降」もしくは「ハイリスクは怖いけどそこそこリターンは欲しい」人です。
この運用コースであれば、楽ラップのとある期間の騰落率は「6ヶ月7~10%、1年2〜5%、1年8〜12%」でした。
楽ラップではこれらの運用コースを利用している人が多いので、迷うのならこのコースがおすすめです。
では最後に、債券比率が6〜7割と堅実なポートフォリオである「保守型」の楽ラップ運用コースをご紹介しましょう。
とある期間の保守型運用コースの騰落率は「6ヶ月3%、1年3%、1年9%」。
短期間では低めの運用成績でしたが、1年を超えてくると充分な結果がでています。
楽ラップでは運営管理手数料が1%弱かかるため、保守型の運用コースを短期間だけ運用しても思うようなリターンは望めないかも知れません。
しかし、「どうしてもリスクが怖い」「投資を少しだけ試してみたい」人であれば、メンタル面で考えるとこの保守型の運用コースがおすすめでしょう。
それから、楽ラップの独自機能である「下落ショック軽減機能(TVT機能)」は利回りが落ちます。
この機能が発動するタイミングが遅く、かえって利回りが不利になるとの口コミがあちこちにありました。
この機能をつけずに一段階ローリスク・ローリターン型へ落とすほうが、よい運用成績がでている傾向にあります。
次章に相場が暴落したタイミングで株式を売却して債券を買うことについて説明していますので、あわせてお読みください。
楽ラップの運用コース変更のタイミング
楽ラップで中長期的に積立をしていると、運用コースを変更したくなるときがあるかもしれません。
また、株価が上昇しているときや急落したときには、運用コースを変更したくなるかもしれませんね。
おすすめしない最悪の運用コース変更のタイミングをみてみましょう。
「相場が暴落」したタイミングで、楽ラップの運用コースを「ローリスク・ローリターン型」へ変更するのはおすすめできません。
ローリスク・ローリターン型へ変更するということは、「株式を売却して債券を購入する」売買注文をだすのと同じ意味だからです。
つまり、底値で売却して損失を確定してしまうのです。
そして、暴落後には必ずある程度の値段が戻りますが、債券の割合を高めたポートフォリオにしてしまっため、せっかくの上昇局面にのれません。
自ら運用コースを変更したときだけでなく、下落ショック軽減機能(TVT機能)が発動したときもこのようなデメリットがあると知っておきましょう。
では次に、株価上昇中に「ハイリスク・ハイリターン型」の運用コースへ変更するのは、おすすめなのかどうかをみてみましょう。
株価上昇中にはさらなる利益を狙いたくなるかもしれませんが、目先の相場だけをみて変更することはおすすめできません。
みんなが上昇していると感じたときは、相場が過熱してしまい、天井に近づいているサインかもしれないからです。
しかも、楽ラップでは運用コースの変更に1ヶ月以上かかります。
暴落時や株価が上昇しているタイミングには絶対に間に合いません。
つまり、楽ラップの運用コースの変更におすすめのタイミングはないのです。
相場が大きく動いているときに運用コースの変更を考えるのではなく、自分の投資への考え方が変わってしまった時が、楽ラップの運用コースを変更する一番おすすめのタイミングです。
楽ラップの運用コースの変更方法
楽ラップの運用コースは、運用を開始してすぐには変更できません。
楽ラップに入金して運用が開始された日の翌月最終営業日15時以降に、楽ラップの運用コースの変更手続きができます。
そして、実際に変更された楽ラップの運用コースになるのは、翌々月からです。
例えば、1月に運用を開始した場合のスケジュールは次のとおり。
・変更手続き:2月末15時以降
・新しい運用コース適用:3月
また、新しい運用コースを開始した場合、その月と翌月は運用コースの変更は申し込めません。
他のロボアド投資と違い、楽ラップでは運用コースの変更にはかなり時間がかかりますので、要注意です。
しかし、楽ラップの運用コースの変更手続きそのものは、非常に簡単です。
楽ラップのトップ画面に表示されている「運用コースの変更」から変更できます。
診断された積極度と契約中の積極度が表示されていて、シミュレーションのグラフが表示されていますので参考にしてください。
あとは変更して「上記設定にて申し込む」をクリックするだけです。
同時に積立金額の変更ができますので、変更したい人は一緒に申し込んでおくことをおすすめします。
楽ラップの運用コースとおすすめを分かりやすく解説まとめ
楽ラップの運用コースは9種類あり、株式と債券の割合が大きく異なります。
あなたが投資に対して保守型なのか、積極型なのかをしっかりと考えて運用コースを決めてください。
楽ラップのような投資では、長期・分散投資が利益を出すためには重要な考え方です。
楽ラップでは、一度決めた運用コースを変更するのに1ヶ月〜2ヶ月ほどかかりますので、最初にじっくりと考えてから運用を開始することをおすすめします。