THEO(テオ)はプロ・AIに資産運用をおまかせできるサービスです。
そんなTHEO(テオ)に興味があるものの、良い面だけではなく悪い部分も理解してから使い始めたいという人も多いのではないでしょうか。
実際、THEO(テオ)にはメリットだけではなくデメリットもしっかりとあります。
それらを知らずに使い始めては、思わぬところで失望することもあるでしょう。 そこで今回はTHEO(テオ)のデメリットについて分かりやすく解説していきます。
THEO(テオ)のデメリットを分かりやすく解説
THEO(テオ)のデメリット
THEO(テオ)で一般的にデメリットと呼ばれるポイントは以下のとおりです。
・手数料の高さ
・元本割れのリスク
・最低入金額の高さ
他にもいろいろとデメリットは考えられるかもしれませんが、それはどうしてもユーザー次第です。
たとえば、THEO(テオ)のユーザーインターフェースのシンプルさは、ある人にとってはメリットに映るかもしれませんが、一方でより詳細な情報を求めるに人にしてみればデメリットでしかありません。
そこでここでは上記のよく聞かれるTHEO(テオ)のデメリットに焦点を絞って解説していきます。
THEO(テオ)のデメリット①【手数料が高い】
手数料の高さはTHEO(テオ)のデメリットとしてもっともよく聞かれるものです。
THEO(テオ)の手数料は年率で0.65%~1.00%
条件付きで0.65%までの割り引きを受けられますが、多くの人は0.70%~1.00%の手数料となるかと思います。
これは年率なので月次になおすとおよそ0.05%~0.08%の手数料率です。
たしかにこの手数料率は多くの金融商品と比較すると割高と言わざるを得ません。
そういった意味では明らかなデメリットのひとつといえるでしょう。
ただし、それは幅広い金融商品と比較した場合にかぎります。
実はTHEO(テオ)の手数料は他のロボアドバイザーサービスと比較すると決して高くはありません。
むしろ、安い部類に入ります。
たしかにTHEO(テオ)の手数料の高さはある意味では明らかなデメリットです。
しかし、それは他の金融商品での資産運用をも視野に入れた場合にかぎります。
基本的に、資産運用の経験が浅い、まだ選択肢のそう多くない人にとってはそれほど大きなデメリットとはいえないでしょう。
THEO(テオ)のデメリット②【元本割れのリスクがある】
元本割れのリスクがあることもまたTHEO(テオ)のデメリットのひとつとしてよく挙げられます。
実際、先の景気停滞局面でTHEO(テオ)は多くのユーザーでマイナスの運用実績を出してしまいました。
国債や銀行預金といった低リスクの金融商品にくらべれば、このように元本割れのリスクがあることは明らかなデメリットといえるでしょう。
とはいえ、投資・資産運用の世界ではリスクとリターンは表裏一体の関係です。
THEO(テオ)にかぎらず、それなりのリターンを求める金融商品では元本割れのリスクは避けては通れません。
したがって、この元本割れのリスクについてはTHEO(テオ)ならではデメリットとはいえないでしょう。
加えて言えば、THEO(テオ)の強みは長期運用をしてこそ発揮されます。
一時的に元本割れすることがあるとしても中長期的にはかなり高い確率でプラスへと転じます。
この元本割れのリスクについてはそう大きなデメリットとは考える必要はないでしょう。
THEO(テオ)のデメリット③【最低入金額が高い】
最低入金額が高いことはTHEO(テオ)の大きなデメリットのひとつです。
ここまで紹介してきたデメリットのように解釈次第で無視できるというものでもありません。
最低入金額の高さについては明らかにデメリットでしかありません。
THEO(テオ)の最低入金額は10万円。
10万円を超えるまでは資産運用がおこなわれません。
(※ THEO(テオ)+は1万円から可)
かつてのTHEO(テオ)は1万円からでも資産運用が始められたのですが、それも改悪。
現在、THEO(テオ)で資産運用を始めるためには原則的に10万円の資金が必要です。
これは少額の資金から始めたい人にとっては残念でしかありません。
ただし、THEO(テオ)は改悪ばかりではありません。
過去のTHEO(テオ)では口座残高10万円を下回ることになる出金は不可能でした。
それでもどうしても出金したい場合は解約するしかありませんでした。
しかし、現在のTHEO(テオ)では解約することなくいったん口座残高をゼロにすることもできます。
10万円というハードルはありますが、お試しでTHEO(テオ)を使えるということは新たなTHEO(テオ)のメリットといえるでしょう。
THEO(テオ)はデメリットばかりではない
ここまではあえてTHEO(テオ)のデメリットを強調して紹介してきました。
ただ、当然ながらTHEO(テオ)にはデメリットしかないわけではありません。
THEO(テオ)ならではのメリットも多々あります。
たとえば、一度資産運用方針を決めてしまえばほったらかしにできることはTHEO(テオ)の代表的なメリットのひとつです。
一般的に資産運用というと、定期的な資産配分の見直しや保有銘柄の整理などが必要になってきます。
しかし、THEO(テオ)ならばそうった資産配分の見直し(リバランス)や保有銘柄の整理(リアロケーション)などはすべて全自動。
ユーザーはなにもする必要がありません。
場合によっては手動である程度それらを操作することも可能です。
こうした資産運用に関するあらゆる手間をすべておまかせできるということがTHEO(テオ)の大きなメリットです。
たしかにTHEO(テオ)にもデメリットはありますが、そればかりに目をとらわれていては本質を見失ってしまいます。
THEO(テオ)を評価するときはメリット・デメリットの双方を理解して判断するようにしましょう。
THEO(テオ)のデメリットを分かりやすく解説 まとめ
THEO(テオ)の主なデメリットは「手数料の高さ」「元本割れのリスク」「最低入金額の高さ」です。
ただ、手数料の高さは幅広い金融商品と比較した場合に限定されます。
ロボアドバイザーという括りでは決してTHEO(テオ)の手数料は高くありません。
また、元本割れのリスクについても基本的に金融商品全般で免れないものであり、THEO(テオ)ならではのデメリットとは言えません。
一方で、最低入金額の高さは明らかにTHEO(テオ)の大きなデメリットと言わざるを得ません。
ただ、もともと1万円であった最低入金額が10万円まで引き上げられたという経緯を考えると、このデメリットが改善されることはないでしょう。
残念ではありますが、このTHEO(テオ)のデメリットについては仕方がないものと考えておきましょう。