THEO(テオ)はプロ・AIに資産運用をおまかせできるサービスです。
そして資産運用といえば配当金・分配金を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
しかし、THEO(テオ)での資産運用で配当金・分配金は貰えるのでしょうか。
また、仮に貰えるとしても実際のところどの程度の金額が期待できるのでしょうか。
あるいは配当金・分配金にかかる税金や確定申告の要否も気になるところです。
そこで今回はTHEO(テオ)の配当金・分配金について分かりやすく解説します。
THEO(テオ)の配当金・分配金を分かりやすく解説
THEO(テオ)は配当金・分配金が貰える
THEO(テオ)は配当金・分配金が貰えます。 THEO(テオ)はプロ・AIに資産運用をおまかせできるサービスです。
その投資先は米国市場に上場しているETF(上場投資信託)。
そして、投資信託の大半には利益を定期的に分配する配当金が発生します。
THEO(テオ)の口座へはこの配当金・分配金が自動的に反映されます。
ただし、THEO(テオ)は配当金・分配金をそのまま再投資へと回します。
直接貰えるわけではないのでその点は勘違いしないようにしましょう。
ちなみに、厳密に言えば配当金は企業が株主に利益を還元するもの。
分配金は投資信託において出資者へ定期的に分配されるお金です。
ただし、この2つはあまり区別されて使われていません。
そこでここでも両者を並べて配当金・分配金として扱っていきます。
THEO(テオ)の配当金・分配金はいつ貰えるのか
THEO(テオ)でいつ配当金・分配金が貰えるのかはポートフォリオ次第です。
実際に投資しているETFによって配当金・分配金の権利落ち日が異なるからです。
ただ、THEO(テオ)は非常に多くの銘柄に分散投資をする傾向にあります。
そのため、基本的には毎月なんらかの配当金・分配金があると考えてよいでしょう。
THEO(テオ)の配当金・分配金の確認方法
THEO(テオ)で実際にいくらの配当金・分配金が貰えたのかは口座情報から確認できます。
具体的にはマイページへログインして「お知らせ」を確認すると「外国株式等配当金等のお知らせ」を参照できます。
ただ、先にも触れたようにTHEO(テオ)は配当金・分配金を自動的に再投資へと回します。
実際にこの金額が直接貰えるわけではないので勘違いはしないようにしましょう。
ちなみに、THEO(テオ)ではなく普通の投資信託で資産運用を検討している人のなかには毎月分配型に注目している人もいるかもしれません。
ただ、毎月分配型の投資信託は正直なところあまりおすすめではありません。
ここでは詳しい解説は省略しますが毎月分配型の投資信託は複利効果を捨てているからです。
そういった意味でもTHEO(テオ)の配当金・分配金が自動的に再投資されるというのはある意味で合理的といってよいでしょう。
THEO(テオ)の配当金・分配金にかかる税金
THEO(テオ)の配当金・分配金には合計30.315%の税金がかかります。
内訳は日本へ支払う税金が20.315%、米国へ支払う税金が10%です。
米国へ支払う税金が発生するため国内株式だけに投資する場合にくらべて税負担が重くなっています。
なお、この配当金・分配金にかかる税金はTHEO(テオ)で特定口座(源泉徴収あり)を利用していれば確定申告不要です。
また、ETFの売却によって譲渡益が出ていた場合も特定口座(源泉徴収あり)ならば確定申告をする必要はありません。
一方でTHEO(テオ)で特定口座(源泉徴収なし)を選んでいる人は譲渡益については確定申告が原則的に必須です。
確定申告は慣れてしまえばそれほど難しくはありませんが、どちらにしようか選びかねる人は基本的には特定口座(源泉徴収あり)を選んでおけばよいかと思います。
THEO(テオ)の配当金・分配金はいくらなのか
THEO(テオ)の配当金・分配金がいくらなのかは銘柄によって異なります。
そこでここではTHEO(テオ)のポートフォリオでも大きな割合を占める米国株ETFの配当金・分配金を紹介しておきます。
THEO(テオ)の米国株は以下の4種類のETFで構成されています。
(※ 変更の可能性あり)
・VTV(米国大型バリューETF)
・VOE(米国中型バリューETF)
・VBR(米国小型バリューETF)
・VBK(米国小型グロースETF)
そして、それぞれの直近の配当金・分配金の金額と利回りは以下のとおりです。
・VTV(米国大型バリューETF)・・・0.7892ドル、2.50%
・VOE(米国中型バリューETF)・・・0.7487ドル、2.30%
・VBR(米国小型バリューETF)・・・0.8762ドル、2.19%
・VBK(米国小型グロースETF)・・・0.5023ドル、0.70%
VBKの配当金・分配金がやや残念ですが、おおむね高配当といってよいでしょう。
冒頭で解説したように、実際にいくらの配当金・分配金が貰えるかはTHEO(テオ)での投資額とポートフォリオ次第です。
しかし、個別銘柄の利回りを見るに税引き後でも2%程度の配当金は期待してよいのではないでしょうか。
ちなみに、ETFとは上場投資信託の総称。
複数の銘柄への投資をパッケージ化したようなものです。
たとえば、VTVに組み入れられている個別銘柄の上位10種は以下のとおりです。
・バークシャー ハサウェイ
・JPモルガン・チェースアンドカンパニー
・ジョンソン・エンド・ジョンソン
・P&G
・エクソンモービル
・AT&T
・ベライゾン
・コミュニケーションズ
・バンク・オブ・アメリカ
・ウォルト・ディズニー・カンパニー
・インテル
米国を代表する企業ばかりですし、配当金・分配金が高いことで有名な銘柄も少なくありません。
このように、ETFひとつとってもかなり分散投資されています。
そのうえへさらにETF自体を分散投資することがTHEO(テオ)の大きな特徴です。
自分でわざわざ個別に銘柄を選んでポートフォリオを組まずとも実に多彩な銘柄へと分散投資できるというわけです。
まさにTHEO(テオ)は投資初心者の人にとって手軽に分散投資ができるたいへん便利なサービスといってよいでしょう。
THEO(テオ)の配当金・分配金を分かりやすく解説 まとめ
THEO(テオ)では配当金・分配金も貰えます。
ただし、配当金・分配金は直接貰えるわけではなく自動的に再投資される仕様です。
とはいえ、実際にいくらの配当金・分配金が貰えているのかはマイページから確認可能です。
また、運用方針を変更すれば配当金・分配金の割合を増やすこともできます。
配当金・分配金は必ずしもTHEO(テオ)の主要なリターンとはなりません。
しかし、安定して利益を出したい人は配当金・分配金重視で運用するのもよいかもしれません。