THEO(テオ)はプロ・AIに資産運用をおまかせできるサービスです。
そんなTHEO(テオ)で利益が積み上がっていくと気になるのが税金ではないでしょうか。
また、THEO(テオ)の利益は確定申告する必要があるのかどうかも気になるところではないでしょうか。
そこで今回はTHEO(テオ)の利益にかかる税金の計算方法と確定申告について分かりやすく解説していきます。
THEO(テオ)の税金の計算方法と確定申告を分かりやすく解説
THEO(テオ)の税金の計算方法と確定申告は口座区分によって代わる
THEO(テオ)の税金の計算方法と確定申告の要否は口座区分によって違ってきます。
THEO(テオ)に口座を開設する際には以下の口座区分のうちのひとつを選ぶ必要があります。
・特定口座(源泉徴収あり)
・特定口座(源泉徴収なし)
・一般口座
この口座区分によって税金の計算方法と確定申告の要否も変わってくるのです。
そこでここからはそれぞれの区分について詳しく解説していきます。
ただ、はじめに結論からいうと、基本的にTHEO(テオ)では特定口座(源泉徴収あり)の口座区分がおすすめです。
どの口座区分を使うか迷っている人は特定口座(源泉徴収あり)を選んでおくとよいでしょう。
THEO(テオ)の税金の計算方法と確定申告【特定口座(源泉徴収あり)】
THEO(テオ)で特定口座(源泉徴収あり)の口座区分を使っている人は原則的に確定申告をする必要がありません。
源泉徴収ありとは、すなわちTHEO(テオ)の利益にかかる税金が、給与と同じように天引きされることを意味するからです。
したがって、税金の計算方法を熟知している必要もありません。
THEO(テオ)のほうで勝手に税金を計算して納税してもらえます。
また、THEO(テオ)で発生する利益には譲渡益と配当金の2種類あり、それぞれ税金の計算方法も若干変わってきますが、それを意識する必要もありません。
特定口座(源泉徴収)ありの口座区分の人は基本的に税金と確定申告に関してはなんの心配もいりません。
THEO(テオ)の税金の計算方法と確定申告【特定口座(源泉徴収なし)】
THEO(テオ)で特定口座(源泉徴収なし)を利用している人は原則的に確定申告が必要です。
特定口座(源泉徴収)でも配当金にかかる税金は源泉徴収されますが、一方で譲渡益は源泉徴収されないからです。
そのため、譲渡益にかかる利益については別途自分で税金の額を計算して確定申告しなければなりません。
とはいえ、とくに税金の計算方法も難しくありません。
THEO(テオ)の譲渡益にかかる税金の計算方法は申告分離課税。
THEO(テオ)で発生した譲渡益に定率である税率20.315%を乗じるだけです。
なお、実際の譲渡益は毎年1月中旬にTHEO(テオ)から送られてくる「年間取引報告書」に記載されています。
自分で年間の譲渡益を計算する必要はありません。
ちなみに、この年間取引報告書はTHEO(テオ)以外にも複数のサービスで資産運用をしている人にとって非常に重要なものになります。
決して紛失などしないように注意しておきましょう。
THEO(テオ)の税金の計算方法と確定申告【一般口座】
THEO(テオ)で一般口座を使っている人は確定申告が原則的に必須です。
また、特定口座(源泉徴収なし)の場合と税金の計算方法も同じです。
違いはTHEO(テオ)から年間取引報告書が送られてくるかどうか。
一般口座の場合はTHEO(テオ)は年間取引報告書を作成しません。
そのため、確定申告用に自分自身で年間の利益などを管理・把握しておく必要が生じます。
税金の計算方法自体は申告分離課税で定率なので難しくありません。
しかし、やはり年間の損益を記録しておくのはなかなか骨の折れる作業です。
基本的には個人投資家が一般口座を使うメリットはほとんどないといってよいでしょう。
THEO(テオ)の税金の計算方法と確定申告のメリット
THEO(テオ)の税金の計算方法は申告分離課税です。
そして、申告分離課税は税金の計算方法が簡単という以外にももうひとつメリットがあります。
それはTHEO(テオ)の利益が他の所得とは分離されることです。
申告分離課税の対になる税金の計算方法は総合課税。
総合課税ではさまざまな所得が合算されて税金の対象となります。
そして、日本の税制は所得が上がるほど税率も高くなる累進課税です。
したがって、THEO(テオ)の税金が申告分離課税であることにより、全体の所得税率の上昇を回避できるのです。
また、確定申告自体にもメリットがあります。
確定申告は自分で税金を計算する手間があるため基本的には避けたいものと思われがちです。
しかし、THEO(テオ)で損失が出た場合に確定申告しておくと、その分の損失を翌年度以降の利益と相殺できるというメリットがあるのです。
これを損失の繰越控除と呼びます。
ここでは詳しい損失の繰越控除のやり方までは解説しませんが、確定申告は必ずしもデメリットばかりではないということは承知しておきましょう。
THEO(テオ)の税金の計算方法と確定申告のデメリット
THEO(テオ)の税金の計算方法が申告分離課税であることにとりたてて大きなデメリットはありません。
ただ、申告分離課税の税率は一律で20.315%。
場合によっては累進課税である総合課税よりも高い税率となることがあります。
とはいえ、仮にTHEO(テオ)の税金の計算方法が総合課税だったとしたら給与所得と合算されるわけです。
したがって、他に所得がない人でなければ申告分離課税が不利になるようなことはほぼないでしょう。
一方で、THEO(テオ)の利益を確定申告することで生じるデメリットはなくもありません。
面倒というだけではなく、確定申告の際に住民税の徴収方法で特別徴収を選ぶと会社に資産運用をしていることがバレる可能性があるのです。
THEO(テオ)は別に副業ではないのでバレて困るという人はそう多くはないかもしれません。
しかし、これもひとつのデメリットといってよいでしょう。
なお、面倒だからといってTHEO(テオ)の利益を確定申告しないのはれっきとした脱税行為です。
一般口座を使っている人は確定申告をしてしっかりと税金を納めましょう。
THEO(テオ)の税金の計算方法と確定申告を分かりやすく解説 まとめ
THEO(テオ)の税金の計算方法は申告分離課税です。
また、確定申告については特定口座(源泉徴収あり)の口座区分を使っている人は原則的に不要。
特定口座(源泉徴収なし)を使っている人は譲渡益については原則的に確定申告が必要です。
そして、一般口座を使っている人も同様に確定申告が必要になります。
THEO(テオ)で資産運用をする人の多くは投資初心者ではないかと思います。
基本的にそういった人は特定口座(源泉徴収あり)を使うことをおすすめします。