ウェルスナビ(WealthNavi)の売却方法ってどうすればいいの?
なにか注意する点はある? そんなお悩みをお持ちでしょうか。
ウェルスナビ(WealthNavi)はリスク許容度を判定して資金を預け入れるだけで、お任せで資産運用ができる投資サービスです。
売却するときも金額を指定するだけでとても簡単に手続きができるメリットがあります。
しかし、ドル建てで投資しているため為替レートの影響を受けますし、税金や手数料などが引かれて振込金額が思ったよりも少なくてがっかりすることがあるかもしれません。
この記事では、ウェルスナビ(WealthNavi)の売却方法の手順と注意すべき点を分かりやすく解説します。
dウェルスナビ(WealthNavi)の売却方法を分かりやすく解説
ウェルスナビ(WealthNavi)の売却方法
ウェルスナビ(WealthNavi)の売却方法は、ウェルスナビ(WealthNavi)の「出金」から行う手順をとります。
まず、ウェルスナビ(WealthNavi)で積み立てたETFの一部を売却する方法の手順を紹介しましょう。
「メニュー」「出金」「出金手続きをする」を押して、出金希望額を入力してください。
現在の評価額が表示されていますので、その金額の範囲内でしたら売却できます。
そして「出金内容を確認する」を押すだけで、売却方法の手順はすべて終わりです。
もしウェルスナビ(WealthNavi)にあずけている資産の全額を売却する方法であれば、「全額出金する」欄の左横のチェックボックスにレ点を入れましょう。
このほか、「ウェルスナビ(WealthNavi) for SBI証券」で口座を開設した人は、「資金移動」から売却する方法をとれます。
「メニュー」「出金」のときに出金先を「SBI証券」にして、「全額出金」または「金額を指定して出金」を選ぶだけの売却方法の手順です。
ウェルスナビ(WealthNavi)の売却方法にかかる時間
では次にウェルスナビ(WealthNavi)で売却するときには、どれくらい時間がかかるのかを調べてみました。
ウェルスナビ(WealthNavi)の売却方法にかかる時間は下記のとおりです。
・平日20時までに売却すれば、その日の夜間にETFが売却される
・ETF売却後、3営業日たつと出金時振込先口座に振り込まれる
例えば、月曜日の18時に売却手続きをした場合、金曜日には口座に売却した資金が振り込まれているでしょう。
ただし、日本の休日や米国市場の休場日が入っているとさらに日数が伸びます。
ウェルスナビ(WealthNavi)の売却方法にかかる時間は、おおよそ1週間と見込んでおきましょう。
ウェルスナビ(WealthNavi)の売却方法の注意点・金額
ウェルスナビ(WealthNavi)の売却方法では、売却依頼をした金額と実際に振込される金額が違う点に注意しましょう。
・ドル建て運用なのに、日本円で売却金額を指定するから
・売却依頼時と実際の売却時でのETF相場が違うから
・為替レートが動くから
・米国と日本で源泉徴収されるから
・手数料が引かれるから
売却方法をとったときにポートフォリオに表示されている価格はあくまで想定価格です。
1つ1つ原因ごとにみていきましょう。
まず、ウェルスナビ(WealthNavi)では、ETFをドル建てで運用しています。
ですが、売却の手続きではドル建てで指定はできず、日本円での金額指定しかできません。
しかも、売却依頼時の相場と実際にウェルスナビ(WealthNavi)が売却するときの各ETFの売却価格が同じということはありえないのです。
ですので、口座に振り込まれる金額が多少多かったり、少なかったりすることは避けられないでしょう。
また、各ETFの相場の変動だけでなく、為替レートも動いていますので、こちらの影響もかなり大きいといえます。
ウェルスナビ(WealthNavi)の売却時には、こうした「相場の変動」により、売却金額が変わってしまうことを頭に入れておきましょう。
このほか、ウェルスナビ(WealthNavi)で売却すると先に税金や手数料が引かれてしまうため、想定価格よりも少なく感じる人が多いかもしれません。
まず、売却した金額から預り資産に対する手数料(0.5%~1.0%)を先に引かれてしまいます。
そして、ドル建ての売却価格に対して、米国の源泉徴収10%が引かれたうえに、ウェルスナビ(WealthNavi)での登録が「特定口座・源泉徴収あり」の場合、日本の源泉徴収20%が引かれてしまいます。
ウェルスナビ(WealthNavi)のポートフォリオではこの手数料と税金分を考慮していませんので、思いの外利益が少なくなってしまうのです。
ウェルスナビ(WealthNavi)の売却方法の手続きを進める前には、本当に利益がでているのか計算してみることをおすすめします。
ウェルスナビ(WealthNavi)の売却方法のタイミング
ウェルスナビ(WealthNavi)で利益を確実に出したいのであれば、売却方法を進める時のタイミングはかなり重要といえるでしょう。
ウェルスナビ(WealthNavi)のリスク許容度1のポートフォリオの場合、想定利回り「3〜4%」に設定されています。
ところが、為替レートが1円動くと想定利回り1%に相当するほど、売却価格に影響を与えるのです。
ですので、ウェルスナビ(WealthNavi)の売却方法では、何よりも為替レートが有利なときに行うように心がけましょう。
例えば、ウェルスナビ(WealthNavi)で運用した資産が「1万ドル」になったと仮定します。
1ドル100円のときに出金すれば日本円で「100万円」を受け取れ、1ドル101円のときに出金すれば日本円で「101万円」の売却金額を受け取れます。
100万円の運用資産で「1万円」多く受け取れるということは、想定利回り1%と同じ効果があるということです。
これがもし、為替レートが5円動いていれば年率5%の想定利回りと同等ですので、為替レートが非常に重要だとお分かりいただけるでしょう。
ウェルスナビ(WealthNavi)の売却方法では、為替レートとタイミングに細心の注意を払ってください。
ウェルスナビ(WealthNavi)の売却方法を分かりやすく解説まとめ
ウェルスナビ(WealthNavi)の売却方法を詳しく解説しました。
ウェルスナビ(WealthNavi)では、日本円で出金したい金額を指定するだけの簡単な売却方法ですみ、1週間ほどで振込先口座に売却金額が振り込まれます。
ただ、ETFや為替相場の影響が大きいので、ウェルスナビ(WealthNavi)で売却する際にはタイミングには十分注意を払いましょう。