ロボアド投資に興味あるけれど、ウェルスナビ(WealthNavi)と楽ラップのどちらで始めればいい?どんな違いがあるの? そんなことで悩んでいませんか?
国内最大手であるウェルスナビ(WealthNavi)と、楽天証券口座をもっていればすぐに始められる楽ラップはどちらも人気があります。
この記事では、ウェルスナビ(WealthNavi)と楽ラップを投資金額・手数料・運用コースの違いを比較して分かりやすく解説します。
ウェルスナビ(WealthNavi)と楽ラップの比較を分かりやすく解説
ウェルスナビ(WealthNavi)と楽ラップを比較:投資金額・手数料
まずは、ウェルスナビ(WealthNavi)と楽ラップを「最低投資金額・積立金額・手数料」から比較してみましょう。
ロボアド投資を始めるときに預け入れする最低投資金額は、ウェルスナビ(WealthNavi)も楽ラップも基本的には「10万円」です。
ただし、ウェルスナビ(WealthNavi)には提携先企業が複数あり、その企業ごとに最低投資金額が異なります。
例えば、ウェルスナビ(WealthNavi) for ネオモバとおつり積立投資「マメタス」を利用する場合には、最低投資金額は1万円しかかかりません。
それから、最低投資金額を入金したあとに利用できる「積立」はウェルスナビ(WealthNavi)と楽ラップともに「1万円以上」です。
では次に、投資にかかるコスト「預かり資産に対する手数料」で比較してみましょう。
ウェルスナビ(WealthNavi)では、預かり資産に対する手数料は「1%」が基本です。
ただし、預かり資産額が3000万円以上の人であれば0.5%、長期間出金せずに預けている場合には長期割が適用され「0.9%」にまで段階をふんで下がっていきます。
一方、楽ラップは預かり資産に対する手数料には「固定報酬型」と「成功報酬併用型」の2種類があります。
固定報酬型の手数料は最大で0.715%、成功報酬併用型の手数料は最大で「0.605%+運用益の積み上げ額の5.5%」です。
収益率が2%以下を想定しているなら成功報酬併用型、そうでなければ楽ラップの固定報酬型でよいでしょう。
つまり、ウェルスナビ(WealthNavi)と楽ラップを比較すると、投資金額の条件はほぼ同じですが、手数料は楽ラップのほうがお得と言えるでしょう。
ウェルスナビ(WealthNavi)と楽ラップを比較:積立方法
ウェルスナビ(WealthNavi)と楽ラップの積立方法で比較してみました。
ウェルスナビ(WealthNavi)は、積立方法の自由度がかなり高いといえるでしょう。
引き落とし日は「6日、12日、20日、26日、末日」のうちから「月1〜5回」を選べます。
例えば、毎月20日引き落としで月1回だけ、12日と末日の月2回などのように好きなように積立方法を設定できます。
一方、楽ラップの積立方法は「10日または25日」の引き落としで「月1回のみ」の積立方法しかありません。
積立方法の点で比較すると、ウェルスナビ(WealthNavi)と楽ラップはかなり大きな違いがありますね。
ウェルスナビ(WealthNavi)と楽ラップを比較:投資先・運用コース
ウェルスナビ(WealthNavi)と楽ラップでは、投資先はどこなのか、どのような運用コースがあるのかを比較しましょう。
まず、ウェルスナビ(WealthNavi)の投資先は、海外のETF(上場投資信託)のみで、内訳は「米国株・日欧株・新興国株・米国債券・物価連動債・金・不動産」です。
一方、楽ラップの投資先は主に国内の投資信託の比重がかなり高くなっています。
内訳は「国内株式・先進国株式・先進国株式(為替ヘッジあり)・新興国株式・国内債券・先進国債券・先進国債券(為替ヘッジあり)・新興国債券・国内リート・先進国リート」です。
投資先を比較すると、ウェルスナビ(WealthNavi)は海外だけで投資先を絞り込んだ構成、楽ラップはバランス良く広範囲に投資をしていることが分かりますね。
では次に、運用コース別でどのような投資先構成になるのかを比較してみましょう。
まずはウェルスナビ(WealthNavi)のリスク許容度別・運用コースを紹介します。
・リスク許容度1:株式など25%、債券など75%
・リスク許容度2:株式など55%、債券など45%
・リスク許容度3:株式など65%、債券など35%
・リスク許容度4:株式など75%、債券など25%
・リスク許容度5:株式など85%、債券など15%
楽ラップの運用コース別の基本資産配分はこのようになっています。
・積極度1:株式21%、債券67%、リート9%、現金3%
・積極度2:株式37%、債券53%、リート7%、現金3%
・積極度3:株式51%、債券39%、リート7%、現金3%
・積極度4:株式66%、債券24%、リート7%、現金3%
・積極度5:株式80%、債券10%、リート7%、現金3%
ウェルスナビ(WealthNavi)と楽ラップを比較すると、ウェルスナビ(WealthNavi)のほうが株式の配分が高めです。
そして、楽ラップは国内の株式・債券・リートも入っています。
つまり、ウェルスナビ(WealthNavi)は、楽ラップより「ハイリスクハイリターン型」であることがお分かりいただけるでしょうか。
ウェルスナビ(WealthNavi)と楽ラップを比較:独自機能
では最後に、ウェルスナビ(WealthNavi)と楽ラップを独自機能・アピールポイントで比較してみましょう。
まず、ウェルスナビ(WealthNavi)の独自機能として「自動税金最適化・DeTAX(デタックス)」機能が優秀です。
この機能は2万円以上の税金が発生しそうになると機能が発動し、含み損となっている銘柄を売却し、すぐに同じ数量・同じ価格で買い戻します。
損を確定させることで税金を軽減させますので、おおよそ0.5%前後の負担減になるとのことです。
この機能がない楽ラップと比較すると、ウェルスナビ(WealthNavi)では税金の支払いが少なくなる効果が期待できます。
一方、楽ラップの「下落ショック軽減機能(TVT機能)」という独自機能が優秀です。
株式市場で相場が急激に冷え込んできたときに、一時的に株式の比率を下げて債券など手堅い商品の比率を上げるリバランス機能です。
相場の動きが激しいときには、この独自機能の効果がでているとの口コミがいくつも見受けられました。
この独自機能の点から比較すると、ウェルスナビ(WealthNavi)・楽ラップどちらもよいといえるでしょう。
このほか、楽天ポイントで楽ラップで投資できるか気になる人がいるかもしれませんが、楽ラップでは楽天ポイントは貯まりませんし利用もできませんのでご注意ください。
ウェルスナビ(WealthNavi)と楽ラップの比較を分かりやすく解説まとめ
ウェルスナビ(WealthNavi)と楽ラップの違いを比較した結果をまとめました。
違いを比較した結果、ウェルスナビ(WealthNavi)と楽ラップの投資金額などにはそれほど大きな違いはありませんでした。
運用コースや独自機能の点から比較してみると、ウェルスナビ(WealthNavi)は比較的ハイリスクハイリターンを狙う傾向が強く、楽ラップは比較的安定志向だといえるでしょう。
同じロボアド投資といっても投資先の内訳などはそれぞれ特色がありますので、じっくりと比較して検討してみてください。