ウェルスナビ(WealthNavi)でのリバランスって何?リバランスってどんな点が優れているの?
どんなタイミングで行われているの? こんな疑問をお持ちでしょうか。
ウェルスナビ(WealthNavi)には「リバランスを自動でしてくれる」という大きな特徴があります。
この記事では、ウェルスナビ(WealthNavi)のリバランスの内容とタイミングを分かりやすく解説します。
ウェルスナビ(WealthNavi)のリバランスを分かりやすく解説
ウェルスナビ(WealthNavi)のリバランスとは
ウェルスナビが初リバランスしてた。なるほど米国株上がりまくってたからか。 +8%位なんだよね。あんまり入れてないけど。なんだかんだウェルスナビ強い。
— もすもす (@mikon198) November 30, 2019
ウェルスナビ(WealthNavi)のリバランスとは、崩れたポートフォリオを最初に設定したリスク許容度の割合に自動で戻してくれる機能のことです。
ウェルスナビ(WealthNavi)のポートフォリオは、「米国株・日欧株・新興国株・米国債券・物価連動債・金・不動産」のETFから成り立っています。
これらのETFの割合は、ウェルスナビ(WealthNavi)で診断したリスク許容度によって変わります。
例えば、リスク許容度1に設定しているのに株価の値上がりで株式の割合が上がってしまった場合、リスクが高まったといえます。
そこで、株式の一部を売却して債券を購入する注文がなされます。
これにより「値上がりした銘柄の利益確定」と「割安銘柄を追加購入」ができますので、運用成績のパフォーマンスが高まる可能性があります。
このほか、リスク許容度を変更したときにもリバランスが発動します。
リスク許容度を高めると株式の割合を高めるために債券を売って株式を購入し、逆の場合であれば株式を売って債券を購入して、新たに設定したリスク許容度に準じたポートフォリオへと変更されます。
なお、ウェルスナビ(WealthNavi)のリバランスにかかる手数料は一切必要ありません。
ウェルスナビ(WealthNavi)のリバランスの内容
今日のウェルスナビ。 リバランスしてわざわざ高い買い物をしたようにしか思えないのだが、きっと意味があるのだろう。 pic.twitter.com/RQFpHvCLJN
— ナ月/1000万家庭教師…今期はまったく届かないけど (@10000000katekyo) February 23, 2019
ウェルスナビ(WealthNavi)のリバランスの内容について詳しく説明しましょう。
「米国株・日欧株・新興国株・米国債券・物価連動債・金・不動産」の割合がくずれたときに必要なETFを購入し、割合が高くなってしまったものを一部売却することをリバランスといいます。
では、ウェルスナビ(WealthNavi)に30万円を入金して、その後自動積立や追加入金をしなかった場合のリバランス内容例をみていきましょう。
・購入:米国株 0.3口4929円、日欧株 0.372口 1701円、米国債券 0.003口 39円、金 0.1口1326円
・売却:新興国株 1.4口6531円、不動産 0.063口 600円
非常に細かくリバランスをとっていることがお分かりいただけるでしょう。
ウェルスナビ(WealthNavi)のリバランス内容は、相場の状況と設定したポートフォリオに近づけるよう「値上がりした銘柄の利益確定」と「割安銘柄を追加購入」で成り立っています。
なお、ウェルスナビ(WealthNavi)では、各ETFを「1000分の1単位」で取引できるミリトレ(少額ETF取引機能)を導入していますので、少額な資金しか預け入れしていなくてもきめ細やかなリバランスができます。
ウェルスナビ(WealthNavi)のリバランスのタイミング
ウェルスナビはリバランスとDeTAX発動。年に数回の発動ですが、この威力がどれくらい効いてくるのかってことですよね~。
リバランスは手動で出来そうはいえ主観が入りそうだし、DeTAXは人の手では真似出来そうな技ではないので。たとえ手数料1%といわれても、数字には出てこない力がある気がします。 pic.twitter.com/CBRdvni3hL — ですくろ (@desukuro_) July 31, 2020
ウェルスナビ(WealthNavi)のリバランスのタイミングは、「追加入金や自動積立」「半年に一度」「臨時」の3種類があります。
まず、ウェルスナビ(WealthNavi)口座に追加入金したり自動積立するタイミングで、実はリバランスが行われています。
すでにあるポートフォリオの割合とリスク許容度を比べて、足りないものを多く購入する仕組みがあるからです。
そのため、自動積立をしている場合には毎月のように自動でリバランスしながら買付内容を変えていますので、この半年に一度のリバランスが起こりにくくなっています。
では次に「半年に一度」のタイミングのリバランスを説明しましょう。
このリバランスは、原則として半年に一度だけ行われています。
例えば、一度にまとめて入金してその後に追加入金や自動積立をしていない人の場合、この半年に一度のリバランスが起こりやすくなります。
とくにこちらから注文をださなくても、半年に一度リバランスが行われます。
それから「臨時」のタイミングでのリバランスをみてみましょう。
この臨時のリバランスが実際に発動する人は少ないかもしれません。
当初設定していたポートフォリオと、現状のポートフォリオを比較して「5%」以上割合が崩れている箇所がある場合にはリバランスが行われます。
これは、半年に一度のリバランスのタイミングを前倒しで行われるものです。
ですので、臨時のリバランスがされると、次は原則として半年後に実施されます。
ちなみに、半年後のポートフォリオの崩れがあまりなかった場合には、リバランスの必要がありませんので何も行われません。
「半年に一度」「臨時」の場合は「取引履歴」画面にリバランスの実施予告が出てきて、リバランスが行われたら必ず「取引履歴」に記載されます。
ウェルスナビ(WealthNavi)のリバランスを分かりやすく解説まとめ
ウェルスナビ(WealthNavi)のリバランスは「リスク許容度を変更」「追加入金や自動積立した」「半年に一度」「臨時」のタイミングで行われます。
設定したリスク許容度にあわせたポートフォリオに近づけるように自動で設定してくれるところが、ウェルスナビ(WealthNavi)の大きなメリットです。
長期運用していくなかでリバランスは避けてはとおれないものですので、知っておきましょう。