話題となっているロボアド投資「ウェルスナビ(WealthNavi)」と、ふだん使っているLINEが運営している「LINE証券」が気になっている人は多いかもしれませんね。
なにか気軽に投資を始めてみたいと思ったときには、ウェルスナビ(WealthNavi)とLINE証券は初心者にとっておすすめな投資方法といえるでしょう。
この記事では、ウェルスナビ(WealthNavi)とLINE証券を、特徴や運用方法、必要な投資資金、手数料などで比較しながら、分かりやすく解説します。
ウェルスナビ(WealthNavi)とLINE証券の比較を分かりやすく解説
ウェルスナビ(WealthNavi)とLINE証券の比較:特徴
まずは、ウェルスナビ(WealthNavi)とLINE証券の特徴を比較してみましょう。
まず、ウェルスナビ(WealthNavi)とLINE証券で共通している特徴は、下記の通りです。
・口座開設が簡単で、最短翌日から投資を開始できる
・NISA、つみたてNISA、iDeCo(イデコ)など非課税制度は使えない
では次に、異なっている特徴で比較してみます。
まず、ウェルスナビ(WealthNavi)の一番の特徴は、お任せでほったらかし投資できることです。
ウェルスナビ(WealthNavi)では、どの金融商品を買えばいいのか?どのタイミングで売買するのか?その悩みから解放されるでしょう。
最初に、「年齢・金融資産・投資に回せる金額・投資に対する考え」など質問に答えると、その人に最適なリスク許容度が診断され、最適なポートフォリオを作成してもらえます。
あとは入金して積立設定をすれば、完全な放ったらかし投資が可能です。
ポートフォリオが崩れてきたら自動でリバランスしてもらえますし、利益が出て税金が高くなりそうであれば「税金自動最適化DeTax」で税金を軽減してくれる機能まであります。
LINE証券と比較すると、ウェルスナビ(WealthNavi)の投資はとにかく「楽」というのが特徴といえます。
では次に、LINE証券の特徴をみてみましょう。
LINE証券の特徴は、LINEアプリから使え、LINE Payとも連携されているので、非常に使いやすいということです。
始めて株式投資をする人、ロボアド投資に興味を持った人であれば、口座開設の心理的ハードルは高いかもしれません。
普段使い慣れているLINEの中にLINE証券の機能が入っていますので、気軽に始められます。
また、LINEポイントで株や投資信託を購入できることもLINE証券の大きな特徴です。
貯まったLINEポイントの使い道に困っていた人であれば、LINE証券はうってつけのサービスでしょう。
ウェルスナビ(WealthNavi)と比較すると、LINE証券は気軽に始められるという点が大きな特徴ですね。
ウェルスナビ(WealthNavi)とLINE証券の比較:投資先
ロボアド投資「ウェルスナビ(WealthNavi)」とスマホ証券「LINE証券」では投資先に違いはあるのか?どんなメリットとデメリットがあるのかを比較してみましょう。
まず、ウェルスナビ(WealthNavi)の投資先は海外のETF(上場投資信託)で、株式など(米国株・日欧株・新興国株・不動産)と債券など(米国債券・物価連動債・金)だけです。
ウェルスナビ(WealthNavi)に入金するとドルに両替されて、こうしたETFをポートフォリオに基づいた割合で買付されるのです。
ウェルスナビ(WealthNavi)の投資先であるETFはハイリターンが期待できる大きなメリットがあります。
しかし、投資先が海外の金融商品のみであるため、常に為替リスクにさらされていますので、この点はデメリットだといえるでしょう。
一方、LINE証券の投資先は、ウェルスナビ(WealthNavi)と比較すると幅広いラインナップです。
LINE証券では「株・ETF・REIT」を購入できます。
株は1株単位では1000銘柄、単元株では上場している3700銘柄へ投資できますがすべて国内株です。
そのため、該当する株を購入すれば、株主優待や配当金をもらうことができます。
また、一定の条件を満たした人だけを対象として、株を安く購入できる「株のタイムセール」などはメリットといえるでしょう。
それから、米国など海外の株を購入できませんが、海外ETFの取扱が少しだけあります。
投資先で両社を比較すると、ウェルスナビ(WealthNavi)は海外のETFだけ、LINE証券は国内を中心とした株・ETF・REITとそれぞれ特徴があるといえるでしょう。
ウェルスナビ(WealthNavi)とLINE証券の比較:投資資金
ウェルスナビ(WealthNavi)とLINE証券を必要な投資資金から比較してみましょう。
まず、ウェルスナビ(WealthNavi)の最低必要投資資金は「10万円」ですので、10万円を入金したところから投資がスタートします。
そのあとは「1万円以上」の金額設定で、月1〜5回積立ができます。
一方、ウェルスナビ(WealthNavi)と比較すると、LINE証券の投資資金は驚くほど低いといえます。
まず、最初に預け入れる投資資金額は決められていません。
そして、一株から買える株式銘柄を選べば、100円程度から投資できます。
しかもLINEポイントで購入できますので、投資資金がほとんどない人でも気軽にスタートできるでしょう。
ウェルスナビ(WealthNavi)とLINE証券の比較:手数料
ウェルスナビ(WealthNavi)とLINE証券では、手数料でどのような違いがあるのかを比較してみました。
まず、ウェルスナビ(WealthNavi)では「預かり資産に対して1%」の手数料がかかります。
それ以外の売買手数料、リバランスにともなう割合変更などに対しての手数料は一切必要ありません。
一方、LINE証券の1株単位での売買では、銘柄と取引時間によって異なりますが、0.2%から1.0%の取引手数料がかかります。
単位株であれば買付手数料は無料、売却時には取引額に応じた数百円程度の手数料がかかります。
ウェルスナビ(WealthNavi)は完全にお任せな投資ですので仕方はありませんが、LINE証券と比較すると手数料は高いといえるでしょう。
ウェルスナビ(WealthNavi)とLINE証券の比較を分かりやすく解説まとめ
ウェルスナビ(WealthNavi)とLINE証券を特徴や投資先、いくらから投資を開始できるのか?などの点から比較してみました。
どちらも本格的に株式投資を始めるには気後れするけれども、気軽に投資を始めてみたい人には最適な投資サービスです。
ウェルスナビ(WealthNavi)はロボアド投資ですのでほったらかし投資でハイリターンを狙えますが、初期投資が10万円かかります。
LINE証券は一株100円程度から購入でき、LINEポイントも利用できますので、初期投資ほぼ0円から投資をスタートできるのはメリットといえるでしょう。
ですが、どの株や投資信託を買えばいいのかは全て自己判断となります。 両社をじっくりと比較して、気軽に投資をスタートしてみてくださいね。