ロボアド投資するなら、国内最大手のウェルスナビ(WealthNavi)?
それとも2番手でサービスがよいと言われているTHEO(テオ)?
どちらで始めればいいいのか迷っている人は多いかもしれませんね。
口座を新たに開設するのであれば、比較した上でより良いほうでロボアド投資を開始したいと思うのは当然でしょう。
この記事では、ウェルスナビ(WealthNavi)とTHEO(テオ)を投資金額・手数料・ポートフォリオなどから比較して、分かりやすく解説します。
ウェルスナビ(WealthNavi)とTHEO(テオ)の比較を分かりやすく解説
ウェルスナビ(WealthNavi)とTHEO(テオ)を比較:投資金額・手数料
まずは、ウェルスナビ(WealthNavi)とTHEO(テオ)を投資金額から比較してみました。
ロボアド投資を始めるときに預け入れする最低投資金額は、ウェルスナビ(WealthNavi)とTHEO(テオ)はともに、基本的には「10万円」です。
ただし、ウェルスナビ(WealthNavi)とTHEO(テオ)には提携先企業が複数あり、その企業ごとに最低投資金額が異なります。
まず、ウェルスナビ(WealthNavi) for ネオモバとおつり積立投資「マメタス」を利用する場合には、最低投資金額は1万円しかかかりません。
一方、THEO(テオ)ではすべての企業で最低投資金額が「1万円」だった時期がありました。
今では10万円に値上げされましたが、docomo・ 新生銀行・東海東京証券・ 福岡銀行の最低投資金額は「1万円」のままで継続されています。
最低投資金額で比較すると、ウェルスナビ(WealthNavi)とTHEO(テオ)はさほど違いはないといえるでしょう。
では次に預かり資産額に対する手数料で比較してみましょう。
ウェルスナビ(WealthNavi)では、預かり資産に対する手数料は「1%」です。
ただし、預かり資産額が3000万円以上の人であれば0.5%、長期間出金せずに預けている場合には長期割が適用され「0.9%」にまで段階的に下がります。
一方のTHEO(テオ)は、ウェルスナビ(WealthNavi)と比較すると、預かり資産に対する手数料が全体的に低めでした。
まず、預け入れしているが積立投資をしていない人の預かり資産の手数料は「1%」です。
そして積立投資をしていて預かり資産額が1万円から50万円未満だと「0.9%」、50万円以上100万円未満だと0.8%、100万円以上1000万円未満だと0.7%、1000万円以上で0.65%でした。
ウェルスナビ(WealthNavi)とTHEO(テオ)を手数料で比較すると、毎月の積立をしている限り、THEO(テオ)がお得といえるでしょう。
ウェルスナビ(WealthNavi)とTHEO(テオ)を比較:積立方法
ウェルスナビ(WealthNavi)とTHEO(テオ)を積立方法で比較してみましょう。
ウェルスナビ(WealthNavi)では、積立回数を月1〜5回、引き落とし日を「6日、12日、20日、26日、末日」から組み合わせて、積立方法をカスタマイズできます。
積立金額は「1万円以上」ですので、月2回積立する場合の月額積立金額は2万円です。
では次に、THEO(テオ)の積立方法をみてみましょう。
THEO(テオ)の引き落とし日の設定は「6日、12日、20日、26日」の4つから選べますが、月1回の積立方法しかありません。
積立金額は「1万円以上1000円単位」です。
積立方法で比較するとウェルスナビ(WealthNavi)のほうがTHEO(テオ)より選択肢が多いので、ドルコスト平均法を気にするのであれば、ウェルスナビ(WealthNavi)がおすすめだといえます。
ウェルスナビ(WealthNavi)とTHEO(テオ)を比較:投資先・ポートフォリオ
ウェルスナビ(WealthNavi)とTHEO(テオ)を投資先とポートフォリオで比較してみましょう。
どちらも米国のETF(上場投資信託)を投資先としていますが、取り扱っているETFの数や銘柄が異なっていました。
まず、ウェルスナビ(WealthNavi)は、米国株(VTI)・日欧株(VEA)・新興国株(VWO)・不動産(IYR)・米国債券(AGG)・物価連動債(TIP)・金(GLD)と投資先の銘柄が固定されています。
一方、THEO(テオ)の投資先の銘柄は固定されておらず、最大30種類以上のETFに投資しているとのことです。
投資先で比較してみると、ウェルスナビ(WealthNavi)は種類別でETFを厳選、THEO(テオ)は幅広く投資先を分散していることが分かります。
では、投資先として選定したETFをどのように個人のポートフォリオに反映しているのかを比較して説明しましょう。
ウェルスナビ(WealthNavi)では、その人の年齢、金融資産、投資に回せる資金などからリスク許容度を5段階に分け、5種類のポートフォリオを組んでいます。
・リスク許容度1は株式25%・債券75%
・リスク許容度2は株式55%・債券45%
・リスク許容度3は株式65%・債券35%
・リスク許容度4は株式75%・債券25%
・リスク許容度5は株式85%・債券15%
の割合です。
一方、THEO(テオ)では、年齢・就業状況・金融資産を入力すると自動で資産運用方針を決められる「おまかせ運用」と、自分で運用方針を変更する「カスタマイズ運用」の2種類があります。
グロース・値上がり益重視、インカム・安定性重視、インフレヘッジ・インフレ対策重視の割合を変えると、買付する銘柄や資産運用シミュレーションが表示される仕組みです。
ウェルスナビ(WealthNavi)、THEO(テオ)両方とも決定したポートフォリオに基づいてETFを買い付けてくれるという点では同じでした。
ですが、ポートフォリオをより細かく設定したいのであれば、THEO(テオ)のほうがよいでしょう。
そこまで考えずにおまかせしたいのであれば、ウェルスナビ(WealthNavi)でもTHEO(テオ)どちらでも同じです。
ウェルスナビ(WealthNavi)とTHEO(テオ)の比較を分かりやすく解説まとめ
ウェルスナビ(WealthNavi)とTHEO(テオ)を「投資金額・手数料・積立方法・投資先・ポートフォリオ」で比較してみました。
手数料の安さやポートフォリオのカスタマイズをしやすさの点で比較するとTHEO(テオ)が有利といえます。
そして、安心できる銘柄だけを取り扱って5パターンから選ぶだけというシンプルさや、積立方法の多さなどではウェルスナビ(WealthNavi)が有利といえるでしょう。
ロボアド投資であれば、ウェルスナビ(WealthNavi)とTHEO(テオ)はどちらもおすすめですので、じっくりと比較検討してみてくださいね。