THEO(テオ)はプロ・AIに資産運用をおまかせできるサービス。
投資初心者の人にとっては中長期的な資産運用にたいへん便利なサービスです。
ただ、何らかの理由で一時的にTHEO(テオ)の口座から出金したいという状況になることもあるかもしれません。
その段階になってから出金方法について調べていては急な出費に間に合わないということもありえます。
そこで今回はTHEO(テオ)の出金方法・出金手数料・出金日数について分かりやすく解説していきます。
THEO(テオ)の出金方法・出金手数料・出金日数を分かりやすく解説
THEO(テオ)の出金方法は3種類
THEO(テオ)には以下の3種類の出金方法があります。
・金額指定出金
・全額出金
・口座解約出金
金額指定はその名のとおり金額を指定する出金方法です。
ただし、THEO(テオ)の最低運用資金は10万円。
したがって、出金後の残高が10万円を下回らない範囲までしか出金できません。
そこで利用可能な出金方法が全額出金です。
全額出金は名前通りTHEO(テオ)の口座から全額を出金する出金方法です。
金額は指定できず、THEO(テオ)の口座残高はゼロになります。
この出金方法では口座残高がゼロになるだけでTHEO(テオ)の口座は維持されます。
対して、口座解約出金はTHEO(テオ)の口座を解約して出金する出金方法です。
ちなみに、かつてのTHEO(テオ)では10万円を下回る出金をするには口座を解約するほかありませんでした。
しかし、2020年10月に全額出金機能がリリースされたことで、現在のTHEO(テオ)では口座を解約することなく10万円を下回る出金が可能になりました。
ふたたびTHEO(テオ)を使う可能性のある人は口座解約出金ではなく全額出金機能を使って出金しましょう。
THEO(テオ)の出金方法に出金手数料はかからない
THEO(テオ)は出金方法にかかわらず出金手数料は一切かかりません。
ATMでも出金手数料がかかる昨今、出金手数料無料というのは嬉しいポイントです。
ただし、THEO(テオ)は運用に際して別途年率で0.65%~1.00%の手数料がかかります。
また、THEO(テオ)から直接現金は出金できず、必ず銀行口座を経由しなければ現金化はできません。
したがって、THEO(テオ)を出金手数料無料のATMのように使うことはできません。
そもそもTHEO(テオ)はある程度中長期の資産運用向けのサービスです。
日々の決済や生活資金の管理には使えないと考えておきましょう。
THEO(テオ)の出金方法の出金日数
THEO(テオ)の出金日数は出金方法にかかわらず最短で3営業日です。
また、米国市場の休場日と毎月月末日を挟むとさらに出金日数は遅くなります。
ここで米国市場の休場日には要注意です。
米国市場の休場日も日本市場と同じく基本は土日ですが、祝日に関しては日本とは異なるからです。
たとえば、クリスマスなどは日本は平日ですがアメリカでは祝日です。
そのためクリスマスを挟んだ出金リクエストなどは出金日数も遅くなります。
いずれにせよ、THEO(テオ)の出金方法にはいくらかの出金日数を要します。
急な出費に備えるための出金には向かないので注意しておきましょう。
THEO(テオ)の出金方法は為替レートに注意
THEO(テオ)の出金方法は為替レートに注意が必要です。
THEO(テオ)では当日15時までの出金依頼については、原則的にその日の夜に米国市場でポートフォリオを売却して、さらに米ドルから日本円へと為替交換します。
そのため、出金依頼したタイミングではない為替レートで両替されることがあるのです。
たとえば、1ドル=105.00円のタイミングで3万ドル(30万円)相当の出金を依頼したとします。
そこから実際に為替交換されるまでに1ドル=104.90円まで円高が進むと「3万ドル×0.1円=3,000円」相当の損失。
割合になおせば1%です。
これは出金方法の仕組みを理解していないだけで1%の運用実績をむざむざ無駄にしているようなものです。
THEO(テオ)から出勤する際はできるだけ円安のタイミングを狙いましょう。
ちなみに、為替は連休明けや深夜早朝に動きやすいという特徴があります。
急激な為替変動を避けたい人は、大型連休を挟んでTHEO(テオ)から出金するのはやめておいたほうがよいかもしれません。
THEO(テオ)の出金方法と税金の関係
いずれの出金方法であれ、THEO(テオ)からの出金にはETFの売却がともないます。
そして、ETFの売却で得た利益には原則的に税金がかかります。
そのため出金の際には税金がかかるのではと思われる人も多いかと思いのではないでしょうか。
しかし、THEO(テオ)は投資をプロ・AIにおまかせするサービス。
見えないだけで、日々、さまざまな銘柄が売買されています。
したがって、THEO(テオ)から出金するしないにかかわらず、常に課税・徴収されています。
なお、THEO(テオ)のマイページに表示される時価評価額は税引き後です。
特定口座を利用していない人以外はTHEO(テオ)を使う際に税金を気にする必要はほとんどありません。
THEO(テオ)の出金方法(口座解約)の出金手数料・出金日数
ここまではTHEO(テオ)の一部出金と全額出金を前提に出金手数料や出金日数を解説してきました。
ただ、口座解約出金についてはこれらの出金方法とは若干ルールが異なります。
口座解約出金の場合、出金日数は解約を依頼してから7営業日程度です。
必ず土日を挟むためおよそ10日間ほどかかります。
また、THEO(テオ)で積立投資をしていた場合は引き落とし日の関係で一部の出金が遅れることがあります。
THEO(テオ)では引き落としの9営業日前に引き落としが確定します。
その確定日以降に口座解約した場合、確定した積立額はいったん引き落とされ、その後にあらためて返金されるからです。
解約した際に出金額が足りないという人は積立投資をしていないか確認してみましょう。
なお、口座解約時の出金についても他の出金方法と同じく出金手数料は一切かかりません。
THEO(テオ)の出金方法・出金手数料・出金日数を分かりやすく解説 まとめ
THEO(テオ)の出金方法は「一部出金」「全額出金」「口座解約出金」の3種類です。
一部出金は口座残高が10万円を下回らない範囲で自由に出金できる出金方法。
全額出金はその名のとおり全額を出金する出金方法です。
いずれの出金方法も出金手数料は一切かかりません。
ただし、THEO(テオ)の口座解約をともなう口座解約出金の場合は出金日数が他の出金方法よりも若干遅くなります。
仮にTHEO(テオ)の口座の解約をすることになったらできるだけ早めに出金を依頼しておきましょう。