PayPay証券(ペイペイ証券)は1,000円からでも有名企業に投資できるスマホ証券です。
そんなPayPay証券(ペイペイ証券)ではIPO株と呼ばれる特殊な銘柄へも投資可能です。
しかし、はじめて資産運用をするという人はそもそもIPO自体を初めて耳にするのではないでしょうか。
そこで今回はPayPay証券(ペイペイ証券)のIPOについて分かりやすく解説していきます。
PayPay証券(ペイペイ証券)のIPOを分かりやすく解説
PayPay証券(ペイペイ証券)のIPOとは
PayPay証券(ペイペイ証券)はIPO株の取り扱いもあります。
IPOとは、「Initial Public Offer」の略称で、これから新規に上場する株を購入する権利を争うものです。
IPO株は上場を控えている企業ですから当然に人気も高く、上場後はかなりの高確率で値上がりを期待できます。
そのため、購入希望者も多く、購入するには抽選で権利を争わなければならないのです。
なお、PayPay証券(ペイペイ証券)の前身はワンタップバイと呼ばれる別のサービスでしたが、その次代からPayPay証券(ペイペイ証券)はIPO株の取り扱いがありました。
ただ、一応サービスとしては展開しているものの、取扱実績は乏しく名前だけのような状態になっていたのがこれまでの経緯です。
しかし、あらたにPayPay証券(ペイペイ証券)として再スタートを切ってからはIPOの取り扱いにも積極的な姿勢を示しています。
PayPay証券(ペイペイ証券)のIPOは応募するだけであれば特にコストもかかりません。
これからPayPay証券(ペイペイ証券)を始めようという人はぜひとも参加していきましょう。
PayPay証券(ペイペイ証券)のIPOのルール
PayPay証券(ペイペイ証券)のIPOは新規上場を予定する株の購入券を「抽選」で争うものです。
したがって、誰でも希望すれば自由に株を買えるわけではありません。
まずはIPOへ「応募」して、さらに抽選に「当選」することでようやく株を購入できます。
バッターボックスに立たなければ決してヒットは打てません。
実際にIPOの取り扱いがあるとPayPay証券(ペイペイ証券)からIPOに関する情報が開示されるので、その際は忘れず期限内に応募しましょう。
なお、IPOの応募に際して特に手数料などはかかりませんが、実際に購入できるだけの資金は事前に用意しておかなければなりません。
ただ、特筆すべきはPayPay証券(ペイペイ証券)ならば1株からでもIPO株を購入できることです。
したがって、実際には数千円の資金からでもIPOへ参加可能です。 通常の株式投資のような100株単位の売買ではこうはいきません。
どうせPayPay証券(ペイペイ証券)を使うのであれば、このメリットは存分に活かしていきましょう。
ちなみに、PayPay証券(ペイペイ証券)の展開するIPOサービスの名称は「誰でもIPO!」です。
まさに名前どおりの万人に開かれたサービスといえるでしょう。
PayPay証券(ペイペイ証券)のIPOの当選確率
PayPay証券(ペイペイ証券)のIPOは抽選制です。
抽選となれば具体的な当選確率が気になるのではないでしょうか。
結論からいえば、当選確率は応募総数次第で変動するため不明です。
ただ、他社にくらべれば若干は当選確率も高いと思われます。
なぜなら、PayPay証券(ペイペイ証券)のIPOは完全平等性だからです。
ここで抽選なのだから平等は当たり前ではないかとお考えの人もいるかもしれません。
しかし、他社のIPOの場合、口座残高や応募株数に応じて特別抽選枠を設けていることも少なくありません。
例えば特別抽選枠が100株、一般枠が50株というような具合です。
座れる椅子が減ればそれだけ当選確率も下がります。
したがって、このような優遇枠のない完全平等性のPayPay証券(ペイペイ証券)のIPOは他社にくらべるといくらかは当選しやすいと思われるのです。
とはいえ、IPOは抽選制である以上は必ず当選するものではありません。
また、仮に当選できたとしても必ずしも上場後に目論見通り値上がりするともかぎりません。
IPOといえども一定のリスクは存在する投資の一種であることは忘れないようにしておきましょう。
PayPay証券(ペイペイ証券)のIPOの取扱実績
PayPay証券(ペイペイ証券)は今のところまだそれほど多くのIPOを取り扱っていません。
というか、正確にいえば現状いわば自社株のようなものである「ソフトバンク株式会社」しか取り扱っていません。
これまでの実績としては寂しいかぎりです。
しかし、PayPay証券(ペイペイ証券)はまだスタートして間もない企業。
そして、PayPay証券(ペイペイ証券)と提携している金融機関はIPOの取扱数もトップクラスの「みずほ証券」です。
さらにいえば、PayPay証券(ペイペイ証券)自体がIPOの取扱数を増やしたいという意向を示しています。
今のところはまだ目立った動きこそありませんが、このような背景を考えると今後には期待してもよいでしょう。
PayPay証券(ペイペイ証券)のIPOのデメリット
PayPay証券(ペイペイ証券)のIPOは少額からでも応募できるという大きなメリットがあります。
一方、このメリットは同時にデメリットでもあります。 IPO株は上場後にかなり高確率で値上がりするのは先に触れたとおりです。
その値上がり幅も通常の株とはくらべものにならず、公募価格の2倍、3倍といった価格になることも珍しくありません。
ただ、PayPay証券(ペイペイ証券)のIPOには残念ながら上限100株という応募上限が設けられています。
したがって、大幅な値上がりをしたとしても期待できる利益もそこまでは大きくならないのです。
一般的なIPOというと一夜にして数十万円の利益を手にする人も出るというイメージをお持ちの人もいるのではないでしょうか。
しかし、PayPay証券(ペイペイ証券)のIPOに関してはそのような莫大なリターンは期待できません。
動かせる資金を考えると、PayPay証券(ペイペイ証券)のIPOはあくまでも一般的なIPOの練習のようなものと考えておいたほうがよいかもしれません。
PayPay証券(ペイペイ証券)のIPOを分かりやすく解説 まとめ
PayPay証券(ペイペイ証券)はIPOへの参加も1株から可能です。
現状、実際にPayPay証券(ペイペイ証券)が取り扱ったIPO株の実績は乏しいと言わざるを得ません。
ただ、PayPay証券(ペイペイ証券)はIPOの取り扱いでもトップクラスのみずほ証券と提携しています。
今後に関しては期待してもよいのではないでしょうか。
ただし、PayPay証券(ペイペイ証券)のIPOは1株から応募できるからこそ期待リターンもそれなりです。
一般的なIPOのように一夜にして莫大な利益を得られるような可能性は極めて低いと考えておいたほうがよいでしょう。