ネオモバFXはTポイントを使って取り引きができることが人気のFX取引所です。
また、ネット証券では老舗のひとつであるSBIグループであることもまた人気の理由のひとつです。
そんなネオモバFXに興味があるものの、事前にスプレッドなどの諸条件を知っておきたいという人も少なくないでしょう。
そこで今回はネオモバFXのスプレッドを一覧で比較して分かりやすく解説していきます。
ネオモバFXのスプレッドの比較一覧を分かりやすく解説
ネオモバFXのスプレッドの比較一覧の注意点
ネオモバFXのスプレッドを一覧で比較するにあたって、いくつかの注意点があります。
まず、ネオモバFXのスプレッドは原則固定ですが、変動することもあります。
また、ネオモバFXではスプレッドは取引数量に応じて変動する従量制です。
※ ネオモバFX公式サイトより引用
ただ、国内FXの多くは取引単位を1,000通貨としています。
そこで今回も、おそらくもっとも多くの人が取り引きすることとなるであろう1,000通貨を基準としてネオモバFXのスプレッドを一覧で比較していきます。
ネオモバFXのスプレッド比較一覧【ドルストレート】
ネオモバFXで取り引きできる通貨ペアは全26種類です。
ここですべての通貨を一覧で比較することも可能ですが、それでは情報が煩雑になりすぎます。
そこでまずはドルストレートと呼ばれる通貨ペアのスプレッドを一覧で比較してみましょう。
・USD/JPY (米ドル/円)・・・0.0
・EUR/USD (ユーロ/米ドル)・・・0.3
・GBP/USD (ポンド/米ドル)・・・0.8
・AUD/USD (豪ドル/米ドル)・・・0.8
・NZD/USD (ニュージランドドル/米ドル)・・・1.5
・USD/CAD (米ドル/カナダドル)・・・1.5
・USD/CHF (米ドル/スイスフラン)・・・1.5
ドルストレートとは要するに通貨ペアの片方が米ドルの通貨ペアです。
米ドル/円のスプレッドはほぼゼロですが、それ以外のスプレッドはそれなりです。
なお、基本的にスプレッドは流通量が少ない通貨ほど広くなる傾向にあります。
仮にネオモバFX以外を使う場合でも、スプレッドにはそういった傾向があることは覚えておくとよいかと思います。
ネオモバFXのスプレッド比較一覧【クロス円】
次はネオモバFXで取り引きできるクロス円のスプレッドを一覧で比較してみましょう。
クロス円とは要するに米ドルの絡まない通貨ペアです。
・EUR/JPY・・・0.4
・GBP/JPY・・・0.9
・AUD/JPY・・・0.6
・NZD/JPY・・・1.2
・CAD/JPY・・・1.7
・CHF/JPY・・・1.7
・EUR/GBP・・・1.0
・EUR/AUD・・・1.5
・EUR/NZD・・・3.1
・EUR/CHF・・・1.8
・GBP/AUD・・・1.6
・GBP/CHF・・・2.8
・AUD/NZD・・・2.8
・AUD/CHF・・・2.9
欧州やオセアニアを含む通貨ペアのスプレッドはかなり広めになっていることが分かります。 ただ、全体的に他社に比べるとやや狭めな印象です。
ネオモバFXのスプレッド比較一覧【エキゾチック通貨】
次はネオモバFXで取り引きできるエキゾチック通貨のスプレッドを一覧で比較してみましょう。
エキゾチック通貨は極端に流通量の少ない通貨ペアです。
広い意味ではエキゾチック通貨ペアもまたクロス円ですが、今回は便宜上、別のカテゴリーとして比較していきます。
・ZAR/JPY (南アフリカランド/円)・・・1.0
・TRY/JPY (トルコリラ/円)・・・1.9
・CNH/JPY (人民元/円)・・・1.7
・KRW/JPY (韓国ウォン/円)・・・3.3
・HKD/JPY (香港ドル/円)・・・2.0
全体的にエキゾチック通貨にしてはスプレッドが狭めな印象です。
ちなみに、ネオモバFXで取り引きできるエキゾチック通貨ペアはなかなかマニアックなラインナップです。
ちょっとめずらしい通貨も取り引きしたいという人には使いやすい取引所といえるかもしれません。
ネオモバFXのスプレッド比較一覧【SBIFX・SBI証券と比較】
続いて、ネオモバFXと同じSBIグループの手掛ける他のFXサービスとスプレッドを比較してみましょう。
比較対象は代表的な通貨ペアであるUSD/JPY1,000通貨とします。
・ネオモバFX・・・0.0
・SBI FXトレード・・・0.00~0.09
・SBI証券・・・0.2
SBIグループのなかではやはりFXの名を関するネオモバFXとSBI FXトレードのスプレッドが狭めです。
ちなみに、ネオモバFXとSBI FXトレードとSBI証券は同じSBIグループではありますが、それぞれ独立した別の企業が運営しています。
なかなか分かりづらいのですが、SBI FXトレードはFXに特化した企業。
SBI証券はFXも含む総合的な証券口座を展開する企業。
そして、ネオモバはFXも含むさまざまな金融商品を手軽に取り引きできるサービス、といった棲み分けをしていると考えておきましょう。
基本的にはネオモバFXだけで事足りますが、もし機能面で不満が出てきたら他のサービスの利用を検討してみるのもよいでしょう。
ネオモバFXのスプレッド比較一覧【他社と比較】
最後に、ネオモバFXのスプレッドをFXを手掛ける他社と一覧で比較してみましょう。
ここでも比較対象はUSD/JPYとします。
・ネオモバFX・・・0.0
・外為どっとコム・・・0.2
・YJFX!・・・0.2
・GMOクリック証券(FXネオ)・・・0.2
・LINE FX(LINE(ラインFX)・・・0.2
・DMM FX・・・0.2
・IG証券・・・0.2
ネオモバFXをのぞいてすべて横並びです。
実は、実際に一覧で比較すると分かりますが、国内の取引所はスプレッドに関してはほぼ違いがありません。
まれにスプレッド縮小キャンペーンなども実施しますが、すぐに他社も追随します。
基本的にスプレッドについてはどの取引所を使おうと大差ないと考えておきましょう。
なお、ネオモバFXのスプレッドのみ狭いですが、ネオモバFXは取引実績の有無にかかわらず一定の利用料が毎月かかります。
スプレッドの単純比較だけでは総コストははかれないので、その点には注意しておきましょう。
ネオモバFXのスプレッドの比較一覧を分かりやすく解説 まとめ
ネオモバFXのスプレッドを一覧で比較してきました。
基本的にどの通貨ペアであろうとネオモバFXのスプレッドはかなり狭い水準と言えます。
それは他社との比較でも結果として表れてきます。
Tポイントが使えることも加味すると、ネオモバFXは気軽にFXを始めるにはうってつけの取引所といってよいでしょう。
ただし、ネオモバFXはスプレッド以外にも定額の利用料がかかることには注意しておきましょう。